糖質制限と果物の関係「果物は食べていいの?」

健康志向

糖質制限をしていると、ご飯、パスタ、パンを減らし、もちろん果物も?減らした方が良いのか?はたまた栄養成分からして食べた方が良いのかを考えてみたいと思います。

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果物の栄養成分

「りんごが赤くなれば、医者が青くなる」「柿が色づけば医者が倒れる」「医者を殺すのに刃物はいらぬ。朝昼晩に梅を食え」など果物には身体に良いと思われる言葉がたくさんありますね。果物にはそれぞれ栄養成分は異なれども、多数の栄養効果があります。だから上記のようにも言われるのでしょう。

「りんご」を例にして言うと、栄養成分的にはカリウム、カルシウム、鉄、食物繊維、ビタミンC、有機酸が多く含まれています。食物繊維ではペクチンが含まれています。

身体への効果は、がん予防、コレステロール低下、抗ウィルス、抗炎症、腎臓の働きを促進、脳卒中予防、整腸作用、糖尿病予防(血糖値低下)、疲労回復、肥満予防、便秘予防、美肌効果、老化防止等々。

こんなに沢山の効果があるのには正直驚きですね。こんなに良い食べ物なら是非食べて健康になりたいものです。が、糖質的にはどうなんでしょうか・・・・

 

果物は低GI値

果物の糖質は、果物によって異なりますが、主に果糖、ブドウ糖、ショ糖、糖アルコールからなります。

単糖に分類される「果糖」と「ブドウ糖」は、それぞれ代謝される経路が違います。体内に入ると、10%程度がブドウ糖に変わり、残りの90%はそのまま吸収され肝臓で直接代謝されます。

これは、小腸などでブドウ糖として分解・吸収されない為、同じ単糖類であるブドウ糖に比べ、血糖値をほとんど上げません。結果として、ブドウ糖のGI値(血糖値上昇スピードを数値化した指数)100に対して、果糖のGI値は20位にすぎないので低GI値と言えるのです。

 

低GI値だけど落とし穴が・・・

その後、果糖は肝臓に入った後、グリコーゲンとして蓄積されるか、中性脂肪に変換されます。ここで問題なのが、グリコーゲンの蓄積量には限度がある為、中性脂肪の合成が進んでしまいます。先ほど申し上げたように、果糖は血糖値をそれほど上昇させないのですが、中性脂肪の合成を促す為、最終的に内臓脂肪が蓄積され太る結果となってしまいます。

 

結局のところ食べられないの?

糖質制限から言えば食べない方がベストでしょうが、食べる場合でも、低GI値のものを選べば食べられます。低GI値の果物は、グレープフルーツ、オレンジなどです。一方、高GI値のバナナ、パイナップルは避けた方が良いでしょう。

 

果物そのものを食べる

果物をジュースで摂るGI値と、そのままの状態とで比較しすると、ジュースの方が約20%糖質が多くなります。ジュースにすることで食物繊維が細かくなったり、取り除かれてしまう為ですので、そのまま食べる方が糖質過多にならないでしょう。

また、ジュースでは一気に血糖値が上がりますが、そのまま食べれば、噛むことにより時間がかかり血糖値も上がりづらく、また満腹感も得られやすくなります。身を食べることにより、食べることの楽しさも味わえます。

ビタミンや様々な栄養素を豊富に含んでいますので、時々は摂りこんで健康的な糖質制限にしていきましょう。

 

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