後輩社員や部下が叱られた時にいう言葉として、「僕ぅ褒めて伸びるタイプなんです」って、僕も何度か言われた時がある。気持ち的には正直、なんじゃそりゃ!って言いたくなる気持ちを抑えて、そうなん?って返す程度にしてます。
そもそも、「褒めて伸びるタイプ」と「叱って伸びるタイプ」って区分け出来るのか?僕は出来ないと思っているんです。何故ならば、どちらも自己分析でのアピールが大半であり、そもそも、その行為によって伸びたと感じていたのは、小学生までじゃないのか?と思うんです。
褒められるのは全ての人が嬉しく思うこと
ということです。まず褒められて、嬉しく思わない人はいないでしょう。照れ隠しではぐらかす人なんかは、大勢いらっしゃると思いますが、確実に褒められて嬉しいと思わない人は、この世に居ないのでは?と思います。
これも実際ありますね。褒められても全然嬉しくないと人が思う時ってありますよね。なんででしょう?って簡単なことなんです。
- 褒める人への信用と信頼がそもそもない
- 褒める人が褒め方を自分目線で行い、あからさまに誰かにアピールしている。
- 結果、褒める人からの益は何も与えられない
これが繰り返し起こると、もしくは過去繰り返し起こし、すでにレッテルが貼られている。又は、勘のいい人ならそういうタイプの人を簡単に見抜けるからなんでしょう。
褒めての伸ばすのは誰でも伸びる
ちゃんと相手の目線で考え、その場限りではなく、先々を見据えた褒め方をすれば相手にも伝わるし、そういう褒め方をすれば確実に嬉しく思い、確実に伸びてくるもんだと僕は思っております。
しかし、これって人によっては結構難しいことなんだとは思います。小さな子供相手であれば簡単なことなんでしょうけど、ある程度大人になり、色々な経験を積んできている人には、褒めること自体にも気を使う必要があるのかもしれませんが、冒頭にも記載しましたが、褒めることを嫌う人はいないハズです。
叱って伸びるタイプっているのか?
まぁこれも叱り方なんでしょうが、言葉の揚げ足をとるのであれば、叱って伸びるタイプっていないんじゃないかと思います。とはいえ、ごく一部叱られることに快感を覚えているような人には効果的面でしょうが、一般的に考えると、叱って伸びるタイプは、叱られ方によっては伸びるという解釈でよろしいんではないかと。
ちょっと話逸れますが、これも同様だと思います。しつけという名目で、ひたすら目くじらを立て、周りの大人にさえ言わないような重箱の隅をつつくレベルを、都度発見し、一人で怒りを増長させる。結局しつけではなくなり、ひたすら怒られているとしか感じない、そしてただの自己満足と発散の道具にされてしまう。
子供に限らず、社会人になっても、未だにこう言うタイプがいるのかもしれません。幸い僕の周りにはおりませんが、実際以前いた会社の他部署には、いましたね。
これがまた褒めることも嘘くさく、まさに上見て仕事を完全にするタイプのお方でした。
褒めて伸びる・叱って伸びるを決める立場は、褒めた人であり叱った人です!
最後にようやくタイトルの本題に入ったような気だけはしますが、僕が思うに、褒めて伸びるとか、叱って伸びるなんていうタイプ別を決めるのは、実際にその人を褒めた人であり、叱った人なんだと思います。
よって褒める人・叱る人の人としての教養や知識・経験そして何より相手の事を全てではなくともある程度知った上で、褒める・叱るが出来る人に当たれば、あなたが本当はどっちのタイプなのかわかるでしょう。
残念ですが、そういう素晴らしい人に当たらない場合は、あなたが褒めて伸びるのか叱って伸びるのかではなく、褒めた方が自分が得か?叱った方が自分が得か?だけを見てその行為にしたっているだけなんだと思います。
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