小学校入学を控え、入学準備をする。子供にとっても「ドキドキ一年生」だけど、親にとっても初体験の方も多いでしょう。筆記用具やノート、それぞれ学校によって異なるある程度の規定めいたものがあるのですが、やはり小学校入学する際に一番の大物と言えばランドセル。
ランドセルが夏から騒がれれる理由
小学校入学は基本的に毎年4月です。そう考えると、早くて1月、遅くて3月でも十分間に合うと思うのですが、ランドセル商戦は夏場から既に始まっているのです。
仮に7月・8月にランドセルを買ったとしたら、小学校入学前に買ったことすら忘れてしまうような気がするくらい期間が空くわけですが、夏場から始まっているのです。
ランドセル商戦「帰省を狙う」ターゲット爺婆(編
夏場にランドセルを販売する大きな理由として、お爺ちゃん、おばあちゃんの購買欲を狙っていると言われてます。かわいい孫が、夏休みに帰省する。「蘭土瀬留ちゃん(以下、ランドセルちゃん)、来年小学校だねー。大きくなったね!ランドセルはもう買ったの?」
もはや年3回程度旅行に行くくらいで、あとは3度の飯と、病院に行くこと意外にお金を使うことが、あまり無くなってしまった、お爺ちゃんとおばあちゃんの財布は、孫にとってはまさに打ち出の小づち。
決して本当の打ち出の小づちではないにせよ、子供にとってはそんな感覚でしょう。
高級ランドセルがよく売れる
お金の使う場面が、どんどん狭くなってきているお爺ちゃん・おばあちゃんにとって、かわいい孫には、不憫な思いをさせたくない一心なのか、やたらと高級なランドセルを購入してあげます。
ひょっとしたら、子供の親がオーダーしているのかもしれませんが、小学生が持つことを考えると凡そ想像できないくらいの高級ランドセル。6年間使っても丈夫で壊れない。
ブランド志向ではない、父母であっても子供のランドセルには不思議なくらい、こだわりを持つ人もいます。
幼稚園などから案内される
お爺ちゃん・おばあちゃん意外にも夏場からランドセルを案内するところがあります。子供が通っている幼稚園などです。オーダーメイドの予約制。大型小売販売業がプロデュースしているランドセルとは、その価格は倍以上違う。
これも意外と売れそうな気がします。幼稚園のママ友同士の心理的感情などを生かした素晴らしい販売作戦でしょう。
ランドセルちゃんが持っているから私も欲しい!
子供なら必ず出るこの言葉です。別にランドセルに限ったことではないです。しかし実はこの心理は、大人にもあると思うのです。
特に自分ではなく、子供に与えるもの、着せるものに関しては小学校入学というイベントを楽しむかのように、仲の良いママ友同士で、お揃いにしたり、色違いにしたりと、余計な自己主張と、無駄な協調性を、お互いに確認し、知らないうちに幼稚園が代理店のようになり、高級ランドセルを買うのです。
イベントとして楽しむのも余裕の証
別に高級ランドセルを批判してるわけではないです。子供に良いものを持たせたい、子供には本物の味を食べさせたい。そう思うのは親として当然なのですから。
そして、子供だけではなく、親も初体験の方もたくさんいるわけです、緊張したり、興奮したりするのは子供以上かもしれません。
小学校入学をイベントとして楽しむことも、アリだと思います。仮に2人目の子供がいたとしても、1人目の時の緊張感や興奮を得ることは出来ないでしょう。
浮かれ気分で、高いランドセルを購入することも余裕があるのであれば、特段気にする必要もないでしょう。まぁ5年・6年になると子供がランドセルを持つこと自体を恥ずかしがるケースも少なくはないですけどね。
物が良いのを批判する必要なし
ランドセルに高いお金を出すこと自体が勿体ない。小学校は勉強するところだから、ランドセルは関係ない。とか色々と違った角度で見る方もいます。
それはそれで一つの考え方としてあるでしょう。しかしながら、ランドセルの質感や丈夫さなどがあります。子供達はおそらく、何処かのランドセル有名ブランドであることを、自慢げに小学校で話すようなバカはいないと思います。
おそらく背負っているランドセルが、実は高級ランドセルなんてことは、知らないけど背負って小学校に通っているだけなのです。
よって、高級ランドセルを背負った子供達も普通に勉強するわけです。
最後に
ようは大人たちが、子供に何を与えたいのか?という欲によって、夏場から始まるランドセル商戦は動いているのだと思います。
まぁ何でもいい人はいないと思います。後は高いか安いか。こだわりを持つか持たないかでしょうね。
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