猫を飼うと意外と出来なくなることが多いんです。どんなことが出来なくなるのか、そしてどうしたら改善されるのでしょうか。ここでは1歳くらいまでの猫を例にして考えてみたいと思います。
ちゃんとしたソファーが買えない
ここでの「ちゃんとしたソファー」とは、普通のソファーから高級なソファーまでのことです。猫は爪とぎをします。
爪とぎ専用の猫グッズがあってもソファーの角でガリガリやります。
子猫期はまだしつけが出来ていないなどの理由もありますが、ちゃんとしつけを覚える猫、そうでない猫。
こればっかりは飼ってみないとわからないので、傷つけられても仕方がない、と妥協したソファの方が無難です。
今は色々な爪とぎグッズがあって、ソファの角にくっつけられるものもあるようですが、それでも爪とぎがない場所でガリガリやることがあるので、どんなにお利口さんの猫ちゃんでも多少はやってしまうでしょう。
ですので、高級ソファーなどあるお宅では猫に傷つけられも良いのか?家族の意見が一致していた方が良いでしょう。どんな猫でも、傷つけたり、多少布がほつれたりは少なからずあります。
食事を置いておけない
これは人間の食事のことです。毎食家族全員が一緒に食事をする、なんていうご家庭は希ではないでしょうか。後で帰宅する家族のために、作った料理を台所に置いておく。
これは日常茶飯事のことだと思います。そしてその後、台所からちょっと離れた隙に、猫が台所にジャンプして上り、おかずをパクリと食べてしまうんです。
大好物の魚や肉。飼い主に見つかるまで食べ続けるでしょう。我が家もシャケを丸ごと食べられてしまいました。
ラップをしていてもです。それ以降は作った料理はもちろん、解凍しようと出した肉も台所に置くのはやめました。レンジに入れたり、食器棚に隠したり。これがかなり面倒です。
台所に登るのをしないようしつけていても、人がいなくなったらわかりません。しかも良い匂いがプンプンして入れば尚更です。
ドアはしっかり閉められない
開けたら閉める。当たり前のことですが、猫がいるとそうもいきません。猫自身が開けられる、ということもあるでしょうが、ジャンプしてドアノブ(ドアレバー)を開けるので、その際にガチャン!ガチャン!とうるさいですので、少し隙間を開けて閉める形になります。
これは隙間風が入る冬場が一番苦痛です。また、家族が閉めた後も隙間が空き過ぎていたりすると、もう1度自分が閉めたり。と二度手間になることもあります。子供がが閉める際などがまさにそうです。
ドアをしっかり閉める
先ほどとは反対ですね。これはクローゼットや扉や棚、引き出しなどです。中途半端に開いているとすぐに猫は入ります。
ほんの少しの隙間でもグイグイ体を押し込みますので容赦ないです。引き出しから物を取って、もう1回後で取るからと開けっ放しにも出来ません。
クローゼットに関しては、中で寝てしまうこともあって、洋服に毛がついてしまうことになります。
1回入れると、そこは入れるものだと勘違いしますので、今度はたとえ閉めていても、なんとかこじ開けて入ろうとしてきます。時には入りたくてニャーニャー鳴くこともあるでしょう。
旅行に行けない
1泊2日位なら家に置いていく。という人も多いでしょう。「猫は家に住む」と言われるくらい、環境が変わるのを嫌がります。
とてもストレスになりますし、出先では隅っこの方に隠れてじっとしているだけでしょう。ご飯も食べなくなる事もあります。
ペットホテルに預ける方法がありますが、こちらも環境が急に変わりますので、食事をしなかったり、鳴いてばかりたったり。
と、飼い主さんにとっては心配でしょう。ですので旅行は行っても1泊2日がベストということでしょうか。大人の猫ちゃんになると、2泊3日も出来るかもしれません。
その際は餌の準備はもちろん、空調管理、猫にいたずらされてもいいような部屋の環境にしなくてはなりません。
飼い主が帰宅すると、部屋の中が大変なことになっていた、という話も聞きます。大好きな飼い主さんが長時間いなくなると、猫ちゃんも不安でストレスが溜まり、いつもはしない行動をすることがあるようです。
掃除をサボれない
全く毛が抜けない猫ちゃんはいないでしょう。猫の種類でほぼ毛がないのは別として。床の場合は、毛が床から舞い上がりやすいですし、絨毯は舞い上がりませんが、たくさんの毛がくっついています。
特に冬の乾燥した時期は、空中に毛が舞いやすいので、小さいお子さんがいるご家庭では特に掃除機は毎日やった方が良いでしょう。
絨毯についた毛ですが、短毛の絨毯でも掃除機では吸い取れないけがこびりついています。これがラグ絨毯なら尚更です。コロコロなど、別の方法で掃除をするしかありません。
改善方法は
旅行と掃除以外は、いかにきちんとしつけるかにかかってくると思います。なかなか根気のいることで、出来たから大丈夫、と思っても忘れた頃にできなくなってしまう事もあるでしょう。
旅行は、ペットホテルにお試しで1回泊まらせてみて、大丈夫そうだったら預ける。無理そうだったら諦めるか、身内や知り合いの人に1日1回来てもらい、猫の様子を伺ってもらう、という方法があります。
ペットシッターの人に仕事として以来し、来てもらう方法もありますが、見ず知らずの人が家に入るのは少々抵抗があります。
掃除は、猫ちゃんをクシで日々とかしてあげて、毛を少しでも絨毯や床に落ちにくくさせるしかないでしょう。
たかが猫ちゃん、されど猫ちゃん。案外出来なくなることって多いんです。これから猫を飼おうかな、と思っている方の少しでも参考になればと思います。
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