猫ちゃんには噛む猫とそうでない猫がいます。猫の性格にもよりますが、育った環境も大きいです。
特に疑問に思うのは楽しく遊んでいたり、飼い主さんに撫でられて気持ち良さそうにしていたのに突然噛まれることです。なぜ猫は急に噛んでしまうのでしょうか?
小さい頃から噛んでも怒られない習慣がある
子猫のうちから飼っていて、あまりしつけをしていない場合です。噛み癖のある猫ちゃんは、噛んではいけないということを教えなければやめません。
まだ子猫だからとそのままにしておくと、大人になって噛まれた時、たとえ甘噛みでも大人の噛む力はとても痛いです。
愛猫ちゃんが噛む猫になってしまわないように子猫のうちからしつけておくのが後々のためになります。しつける方法は、猫ちゃんが噛んできたら大きな声や音を出すことです。猫は大きな音はとても怖がります。
噛む→大きな音→怖い となり、噛んだら大きな音が聞こえるから噛まないとなる訳です。本当は飼い主さんが大きな声を出すと、飼い主さん=怖い人と思う猫ちゃんもいるようなので、近くにあるテーブルを叩いて大きな音を出すという方法の方が良いようです。
しかし、噛んだ後にテーブルまで行って叩いて大きな音を出しても遅いのです。噛んだその瞬間に大きな音を出すのが効果的なのです。
気持ちい感情が爆発?!
頭を撫で撫でしてあげているうちに、突然ガブッと噛まれたことありませんか?ずっと気持ち良さそうにしているからこちらも撫で撫でしてあげてるのに、急に噛まれるとびっくりしますよね。
どうやら、猫ちゃんは気持ち良すぎて感情が高ぶった結果ガブリ!といってしまうようなんです。なんだか不思議ですね。
この解決策は、ガブっとくる前でやめる事です。ではどの程度でやめたら良いのか?これは猫ちゃんにより様々です。
我が家の猫はゴロンと寝っ転がっている状態で撫で撫でしていると、次に反対側にゴロンとなって少ししたらガブっときます。他にも撫で撫でしていると、しっぽをパタパタさせて少し経つとガブっときたり。お家の猫ちゃんの噛むタイミングをよく知ると良いと思います。
気持ちいいけれど、そろそろやめて欲しい
これはしつこくやり過ぎ?という事でしょうか・・・特に噛むこともなくしばらく撫で撫でしていると突然ガブリ!あれ?なんででしょう?
猫ちゃんの気分としては、気持ち良いんだけれど、今はそんなに撫で撫でしてもらいたいと思っていないということかもしれません。さすが猫ちゃん、難しいですね。
1匹飼いの猫は要注意?
猫は幼少の頃は親や兄弟と過ごします。その時に噛むことを覚え、どの程度で噛んだら良いかを自然と学びます。また、愛情表現の一つに甘噛みがあります。
甘噛みですので猫自身に悪気はありません。猫によっては、甘噛みがエスカレートしてしまうこともあるそうですが。そのあと、各家庭にもらわれて新しい家族の仲間入りをします。そこで先住猫がいるかいないかで噛むかどうかも変わってくるようです。
自分1匹だけの場合、遊び相手となる同じ猫がいないのですから、噛む程度もだんだんとわからなくなっていくのでしょうか。自分が噛まれる相手がいないので仕方ないのかもしれません。
噛まれた時の対処法は手で遊ばない
甘噛みのうちは良いのですが、それが本当に噛むことへ移行してしまった場合、すぐにおもちゃに切り替えるか、初めから手で遊ばないことです。
手で遊んでしまうと、手がおもちゃとなってしまい、おもちゃは噛んでも良いのに、手はダメなんて猫には理解できないからです。それならはじめから手では遊ばないということです。
噛まれた時は手を引かない
噛まれた時、痛いので思わず手を引いてしまいますが、猫は狩りをする習性がありますので、手を引かれると余計追いたくなってしまいます。
たとえ飼い主さんが痛い顔をしても猫には伝わりません。再び手を見たらまた捕まえたくなってしまうでしょう。
噛まれた時の方法として、手を引かずその手をグッと押すのです。猫は噛んだ手がグッと自分の口の中に入ってきたら噛むのをやめると思います。ここで注意したいのは、押すのは少しにしないと、猫がオエっとなってしまうことです。
叱るなら大きな音を出す
猫は大きな音にはとても敏感で怖がります。噛まれた瞬時に大きな音を出すと、猫側としては、噛む=大きな音がして怖い=噛まない。となるわけです。
では、大きな音とはどんな音を出せば良いのでしょうか?「コラー!」と飼い主さんの怒る声が一番手っ取り早いのですが、本当はあまり良くないようなんです。
理由は、飼い主さん=怖い人と思ってしまうかもしれないからです。猫ちゃんにもよるかもしれませんが、噛んだ=飼い主さんが大きな声を急に出して怖い=この人は怖いとなり、本来の大きな音がするからやめようではなくなってしまうかもしれないのです。
では他に大きな音を出す方法は何かないでしょうか?例えば床や壁をドンっと叩いて大きな音を出すとか、近くにあるもので音が出せるものがあれば(鍋でもなんでも構いません)それを叩いて大きな音を出すのも手です。
思いっきり遊んであげる
遊びが足りなければ、飼い主さんの手や足をおもちゃ代わりに遊んできます。ただ攻撃しているわけではなく、遊びたいというアピールですので、そういうときこそおもちゃでたくさん遊んであげると、むやみに噛むこともなくなっていくと思います。
まとめ
猫ちゃんにも感情がありますので、噛むにも色々意味があるようですね。でも噛まれる飼い主側にとっては辛いことです。
なるべく噛まなくて済むように、普段から遊びを多くしてあげたり、どのタイミングで噛んでくるのか、よく自分の猫を観察するのも、噛む回数を減らす一つの方法でしょう。
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