糖質制限と飲み物・・・コーヒーは食後?・・・フレーバー水の落とし穴

健康志向

糖質制限をしていると、食べ物だけではなく飲み物にも気をつけなくてはいけませんよね。食べ物で頑張って糖質制限しているので、飲み物では極力糖質を摂りたくないですよね?

皆さんは普段何を飲んでいますか?お水、お茶、コーヒー、紅茶など。糖質を含まない飲み物はいくつもあります。当たり前ですが、砂糖、果糖が入っていれば、糖を摂取することになります。では、糖質糖質制限中は何を飲めば糖質過多にならないのか考えてみたいと思います。

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お水

お水は無味無臭の糖質ゼロです。糖質制限中は水を多く飲むほうが良いと言われています。

理由ですが、まず糖質はその分量の3倍の水分と結びついて体内に存在します。糖質制限をしていれば、体内の糖が普段より少ないので、その分水分も少ない状態になります。体内で水分が少ない状態は良くありませんので、水分を多く摂取したほうが良い、ということです。

また、糖質制限中はタンパク質が多めの食事になることが多いです。そのタンパク質を分解するのに腎臓に負担がかかります。腎臓の負担を軽減するのに水分が必要なのだそうです。

 

フレーバー水の落とし穴

見た目は水だけれど、飲んんだら甘かった。このフレーバー水とはなんなんでしょうか?

水は飲めないけど、これなら飲める?そんな人の為に作られたんでしょうか?少しだけ甘くて、水よりさっぱりして美味しい?いやいや、これは水じゃなく「ジュース」の部類でしょう。

商品にもよりますが、1本あたりどの位糖分が入っているのでしょうか?

なんと1本500mlあたりスティックシュガー4〜15本!これには驚きました。商品によりかなりの差があるようですが、15本は驚きです。

1本3gとして糖質量は500mlあたり12〜45gにもなります。ちょっと甘くて美味しい水がこの糖質量・・・かなり要注意です。

 

野菜ジュース100パーセント

注目すべきところは「100パーセント」という所です。皆さんは「果物+野菜」だと果糖が入っているせいで糖分が多くなるのはご存知だと思います。しかし「野菜100%ジュース」なら大丈夫でしょうか?答えは✖️です。

  • カゴメ野菜生活100(200ml)14.8gの糖質量
  • カゴメ野菜一日これ一本(200ml)13.7gの糖質量
  • 伊藤園1日分の野菜(180ml)14.5gの糖質量
  • キリン無添加野菜48種の濃い野菜100%(200ml)10.0gの糖質量

これだけの糖質量には驚きです。1食抜いて食事がわりに飲むならまだしも、野菜の代わりに野菜ジュースは当然良くないですね。

 

野菜は低糖質なのに・・・

一般的に野菜は糖質が少ない。だから野菜から食べましょう。とか、先に野菜の食物繊維を摂っておくと、糖が吸収されにくい。などと言われているのに、なぜ野菜ジュースはこれほど高い糖質量なのでしょうか?

まず野菜ジュースには甘みがあります。砂糖の甘みではありません。これは「にんじんの甘み」です。にんじんは100gあたり6.4gの糖質量があります。

もともと根菜類は糖質が多めなのでなるべく制限したほうが良いと言われています。もちろんにんじんはベーターカロテンなど身体に良い栄養成分があるのである程度は摂るべきでしょう。

しかし、美味しくする=甘みを出すために、にんじんが主な原料となっているので糖質が高くなってしまうわけです。

ではにんじんを入れなければ良いのでは?もしにんじんを入れなかったら、砂糖や果物(果糖)を入れないと「美味しい野菜ジュース」にはならないのではないでしょうか?美味しくなきゃ誰も買ってくれませんから。

購入する際は、必ず糖質量を見てください。

 

糖質オフの野菜ジュース

糖質制限ブームからか、糖質オフ野菜ジュースも売られています。実際にはどのくらいの糖質量なのでしょうか?

  • カゴメ野菜と果実糖質30%オフ(200ml)8.0gの糖質量
  • カゴメ野菜ジュース糖質オフ(200ml)3.3gの糖質量
  • 伊藤園ぎっしり15種類の旬野菜(180ml)6.4gの糖質量

糖質量8.0gのカゴメ野菜と果実糖質30%オフでも、かなりな糖質オフになります。そして、カゴメ野菜ジュース糖質オフは糖質量3.3gですので、これなら食事と一緒に飲んんでも良さそうです。

糖質が少なくなる、ということは甘みが少なくなるということですので、味の方は、今まで飲んでいた通常タイプと比べるとかなり違うかもしれませんね。

人によっては青汁のように感じてしまったり・・・慣れてしまえばなんともないと思いますが、外出先などで、野菜を摂りたくても摂れない時などに飲むのが良いでしょう。しかし、野菜の繊維などは入っていませんので、家などで野菜そのものを食べるよう努力したほうが良いです。

 

コーヒーを飲むタイミング

コーヒーは毎日飲む方も多いと思います。朝食後、昼食後や休憩時、2〜3杯位飲む方も多いと思います。糖質制限されている方なら、砂糖は入れないか、入れても少量でしょう。

コーヒーは飲むタイミングも大事です。「食後のコーヒー」なんて言葉がありますが、食後にコーヒーを飲むと血糖値との関係はどうなるのでしょうか。

 

カフェインと血糖値1

コーヒーを飲むと体内にカフェインが吸収される→カフェインはアドレナリンの分泌を盛んにさせる→アドレナリンは血糖値を下げる役割のインスリンの分泌を抑制してしまう。

これは糖質を摂取した後にコーヒーを飲む場合です。

 

カフェインと血糖値2

コーヒーに含まれるカフェインは細胞の働きを活性化する→活性化されることで、血糖値を下げる効果があるというミトコンドリアの働きが活発になる→ミトコンドリアの活性化により血糖値が下がりやすくなる。「カフェインと血糖値1」とは相反する結果で驚きです。

コーヒーのカフェインが持ついくつもの効能の中には、このように血糖値を下げるミトコンドリアの活性に繋がる効果もあるようです。

 

食後のコーヒー

上記『カフェインと血糖値1』のように、食後にコーヒーを飲むと、インスリンの分泌が抑えられてしまい、結局血糖値が上がってしまうことになります。糖質を摂った後にコーヒーを飲むのは血糖値の問題からするとやめたほうが良さそうです。

 

食前のコーヒー

上記『カフェインと血糖値2』から、食前にコーヒーを飲めば血糖値上昇を抑えられることがわかりました。1日3〜4杯程度のブラックコーヒーを飲むと、2型糖尿病の発症が25%くらい減少するとも言われています。

 

まとめ

飲み物の中で少しでも「甘い」と感じたら糖質が入っているはずです。糖質ゼロの甘味料もありますが、「糖質ゼロ」の甘味料はもっと甘いものが欲しくなるという中毒性もあり、やめたほうが無難です。

私の中で、コーヒーは食後ではなく食前にというのには驚きました。食前に飲む場合ですが、コーヒーに含まれるタンニンが鉄分の吸収を阻害してしまいますので注意が必要です。頻繁に飲むのも鉄分不足になりますので、やはり3杯くらいがちょうど良いのではないでしょうか。

コーヒーには交感神経を刺激し気分をリフレッシュさせてくれる効果もありますので、うまく活用していきたい飲み物です。

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