糖質制限をやらずにすむ方法

ダイエットの為に糖質制限している方、これからやってみようと思う方。糖質制限って、実は慣れるまで大変です。1日３食あるので、慣れるまでは常に糖質制限のことばかり考えてしまう日々かもしれません。糖質制限しないでダイエットする方法はないのでしょうか？

今自分が食べている量が正常なのか？

朝、昼、晩、間食の食事で自分がどれほど食べているのかを知っていますか？食べる度に写真を撮って1日を振り返ってみて下さい。

あら？炭水化物の量が多くありませんか？また、何かの量が少なくありませんか？ご飯、おかず、間食、甘いもの、ジュース。多すぎても少なすぎても良くありません。

多すぎて良くないものは、炭水化物や糖質類です。

一般的な量をまず知って下さい。炭水化物となるご飯の量は、何グラムと言っても実際に量るのは面倒ですから、ご飯は普通の大きさのお茶碗軽く１杯が通常量だと思えば良いと思います。

糖質類のおかずとは砂糖を使った料理や、ジャガイモやカボチャなど元々の糖質量が多い野菜を使った料理や煮物です。

果物も糖類が多いです。ただビタミンなどは入っていますがこれは少量ですので、ビタミンを摂るために果物を食べるなら、他の野菜から摂る方が糖質量が少なくて済みます。

少なすぎて良くないのはタンパク質（肉や魚）、野菜です。肉や魚、野菜（糖質量の多い野菜を除く）は糖質量が少ないので、多めに食べてもさほど問題無いようです。

カップ麺だけ、またはカップ麺＋おにぎりやサンドイッチだけです。なぜダメなのでしょうか？食べないよりは、単品でも食べた方が良いと思われがちですが、体内では食べ物からの多数の栄養素が重なりあって、身体中を行き渡ります。

カップ麺のような炭水化物だけ、菓子パンのような糖質が多い食べ物だけや、飲み物だけでは血糖値が一気に上がるだけです。

血糖値が一気に上がると言うことは、身体が血糖値が上がりすぎないように、と血糖値を下げるインスリンというホルモン物質を出します。

すると今度は一気に血糖値が下がる、という血糖値のジェットコースターになってしまうのです。

この血糖値の急上昇、急降下は身体にとってとても負担がかかり、そして血管に負荷がかかり、血管がどんどん老化していきます。

ですので、カップ麺などの炭水化物だけの時は、そこにサラダやタンパク質となる肉や魚を必ずつける。コンビニなら唐揚げでもかまいません。

魚は、缶詰の開けてすぐに食べられるものでもかまいません。今は料理をしなくてもこんなに便利なものがあるのです。カップ麺だけでは、お金の節約にはなっても、身体の脂肪は貯まる一方です。

運動はした方が良いとわかっているけど、やっぱりやりたくない。やっても3日坊主で終わってしまう。でも大丈夫です。普段の生活の中で、ついで、ついでにやるのです。

例えば、歯磨き中はちょっとしたスクワット、またはつま先の上げ下げ。テレビを見ているときにストレッチや軽い腹筋などの筋トレ。

お風呂で湯船に浸かりながら、風呂釜に腕を置き、腕の力で身体を上げ下げ、などなど。すべて家の中でできることばかりです。有酸素運動とまではいかなくても、これも立派な運動です。

負荷が少なく、小刻みにやれば毎日でも苦になりません。

続けていくことに意味がありますので、これなら長く続けられます。他に通勤時、歩くときはお腹を引っ込めながら歩くとか、極力階段を使い、電車で立っているときはつま先で立つ（危ないのでつり革につかまりながら）など。

会社のデスクでも座っているときは背もたれを使わない。など細かいことで出来ることはたくさんあります。

どうでしょうか？糖質制限してあれこれ考えるより、食事を通常の量にし、ちょこちょこと筋トレもどきのようなことをしていくだけで、半年後、1年後、と徐々に変わっていくと思います。

この徐々に徐々にがとても大事なんです。

身体の血液は約３ヶ月で生まれ変わります。短期集中しても意味がないことがわかります。ハードではないものを日々こなすことで、少し先の自分が変わっていけば、辛い運動や食事制限で苦痛な思いをすることはないでしょう。