子供の肥満とストレス……そして糖質制限

健康志向

太っているお子さんは遺伝によるものでしょうか?それとも単なる食べ過ぎでしょうか?子供の肥満の原因や改善方法などについてどの様なものがあるか見ていきたいと思います。

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遺伝

肥満遺伝の影響は約30%とされていて、残りは生活習慣によるものです。

たとえ親が太っていても日々気をつけていれば太りませんし、逆に親が痩せ型であっても太る生活を送ってれば太ります。

家族と一緒に生活していれば、生活習慣は似てくるので体型も似てくるでしょう。

体質や気質が遺伝し、結果肥満になってしまうこともあると思います。今は遺伝子情報を知れる検査キットもありますので、検査結果を参考に、効率よく痩せる方法を選択するのも1つの手でしょう。

 

食事の摂り方

一般的に「肥満」=「食べ過ぎ」のイメージがあります。しかし食べ過ぎだけではないようです。いくつか例をあげて見ていきたいと思います。

 

好き嫌いが多い

人間の身体はたくさんの栄養素から出来ています。なんでもまんべんなく食べるのが理想です。しかし、少しの好き嫌いならまだしも、野菜全般がダメとか、魚はほとんど食べられない、となると栄養が偏り、糖や脂肪がうまく代謝されません。

嫌いな食べ物でも、食卓にはしょっちゅう出てきて食べるのが当たり前と思わせるためにも、たとえ食べなくても根気よく出すようにすると、いずれ味覚も慣れくることがあります。

関西で納豆嫌いの人が多いのは、食べる習慣がないからです。関東の人のように習慣になっていれば、嫌いにはならないはずです。

他国の料理も同じことが言えると思います。私たち日本人にとって食べられないものも、他国の人たちは習慣ですから、不味いとかは無いわけです。

根気よく出してるうちに食べてくれるようになったら、その子も将来子供ができたら自分の子供にも同じことをするでしょう。子孫のためにも根気良く出し続けることが大事です。

 

スナック菓子の習慣

おやつにスナック菓子や甘いものを食べているお子さんはいませんか?どこで食べていますか?家ですか?それとも遊びに行った先ですか?スナック菓子を食べる理由はなんでしょうか?おやつ=お菓子 だからでしょうか?

改善方法として、極力糖質の少ないもの。お菓子や甘いものは糖質が多く、体に入った糖質は、使われなかった分は脂肪に変わり身体に蓄積されるんです。

お菓子を食べた後、運動をして糖質を消費するなら話は別ですが、ただ食べるだけなら出来るだけ糖質の少ない間食にしましょう。オススメはナッツ類です。

ナッツにはビタミンB軍が豊富で、ビタミンEもある為、腹持ちも良い方です。そして噛む回数も増えるため満足感も得られます。その上、糖分も少ないので太りにくい間食と言えます。

 

運動不足

食事は普通の量、おやつも少しだけ、なのに太っている。これこそ遺伝が考えられるでしょうが、本当に食べ過ぎてはいないか?親の知らないところで食べているのではないか?当てはまらなければ運動不足が考えられます。

食べる量 〉 カロリー消費量 ということです。

 

学校からの帰宅後、今の時代は何か運動クラブなどに入っていなければ、身体を動かす遊びもあまりしないでしょう。公園に集まってみんなでゲームをやっている時代です。誰か1人が身体を動かして遊びたくても、周りの友達がゲームに夢中では、運動どころではありませんよね。

ならば学校でいかに身体を動かしてもらうか。これは子供本人の自覚にもかかってきます。休み時間は率先して運動場で遊ぶ。体育も積極的に動く。

このような小さなことかが習慣となり、長い目で見れば健康的に痩せていくことになると思います。

 

ストレス

大人でも疲れたりイライラしたりしてつい食べ過ぎてしまった。甘いものをいつも以上に食べてしまった等、誰でも1度はあるかと思います。

子供も同じです。子供は自分にストレスが溜まっている、とはなかなかわからないものです。爪噛みをしていたり、髪の毛を抜いてしまったり、と自虐行為をする行動もあります。

自虐行為なら分かりやすいですが、お菓子を少々多く食べたり、よく食事をおかわりする、などでは「成長期だから」と逆に良い方向に考え、見過ごしがちです。

なぜ食事以外に間食をしたり過食になってしまうのでしょうか?

食べ物を食べると、脳内に精神安定作用のあるセロトニンが分泌され、一時的にストレスが解消されるからです。

 

ストレスが多いと、この「食べる」→「セロトニンが出て安定する」→「セロトニンの分泌が少なくなる」→「食べる」→「セロトニンが出て安定する」を繰り返すことになります。

 

初めはストレスのせいでこのようになるようですが、これが習慣化すると、ストレスとは関係なく間食が当たり前となり、結局肥満へとなってしまうのです。

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まとめ

子供自身が肥満を気にして「もうおやつ食べない」とか「毎日〇〇の運動をする」などとやる気を見せていても、飽きやすい子なら、2、3日も経てばやらなくなってきます。

初めから目標を高く設定するのではなく、おやつは2日に1回とか、ストレッチくらいは毎日やる、等。その程度から始めていくと、少しずつ何かしらの効果が出てくると思います。とにかく習慣にしてしまえば苦にもなりませんので、目標は「習慣にすること」だと思います。

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